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威風堂々とした外観はどこを切り取ってもカッコいい。
そのカッコ良さの中に、ユーモラスな一面も。
らせん階段の裏は、光の当たり方で、きれいなグラデーションが見えることもあります。

建築家のこだわりと素材の良さが感じられる内観。
天井は杉柾で、障子の部屋もありました。
コストをかけてこだわった杉板本実（ほんざね）型枠を使ったコンクリートの梁には、木目が残っています。

昔、屋上は洗濯物干し場になっていたようですが、現在では出ることができなくなっています。

かつては、神宮外苑の花火大会の時には、屋上に椅子が運び込まれたり、ブルーシートが敷き詰められたりして、まるで花見の場所取りのようで、二百名近くが花火を楽しんでいました。
打ち上げ場所からは直線距離600mくらいで、花火の煙まで届くので臨場感はたっぷりでした。